こちらのページではドンブラザーズに登場するイデオン、ドン家、脳人について考察、解説をしています。

イデオン

ドンブラザーズにおけるイデオンとは、人間の意識を表現しています。

その理由についてはドン家、脳人について理解すると納得できると思います。

脳人:左脳:顕在意識

脳人は劇中にあるように最初は人間の笑う事、絵をかくこと、人を好きになる事について理解できませんでした。

これは人間の「顕在意識」にあたります。

物事を頭で考える意識。

ソノイが元老院に尋ねる装置には「L」の表記があります。

Lとは人間の左脳を表しています。

左脳は人間の論理的な思考の部分です。

「顕在意識」は人間が頭で考え、自分が自分であると認識している感情ではない意識です。

ですので、ドンブラザーズで表現されているように、最初は人間の笑う事、絵をかくこと、人を好きになる事が理解できませんでした。

ドン家:右脳:潜在意識

ドン家はイデオンを追放された意識です。

人間には潜在意識と顕在意識が存在しています。

脳人が顕在意識ですので、ドン家は潜在意識です。

潜在意識は人間が認識できない部分の意識です。

心臓を動かしたり、自然に歩いたり、頭で考えなくても行動できる意識が潜在意識です。

そして潜在意識は人間の9割以上を占めている意識の為、人間は潜在意識に生かされているとも言えます。

潜在意識は人間の感情も司る意識の為、喜怒哀楽も含まれます。

ドンブラザーズでは桃井タロウ=喜び、楽しみの存在の為、「笑え笑え!祭りだ祭りだ!」と喜びと楽しさを表現しているキャラクターです。

また、桃谷ジロウは怒り哀しみの存在の為、桃井タロウへの「怒り:ドントラボルト」と仲間から相手にされない「哀しみ:ドンドラゴクウ」を表現しているキャラクターです。

このようにドン家は人間の潜在意識、喜怒哀楽を桃井タロウと桃谷ジロウとして設定をしています。

まとめ

以上のように、ドンブラザーズは人間の意識を戦隊物の善と悪に対立をさせて、ひとつ気になる事をどちらの意識が優位に立つのか?という人間の思考や感情を表現した作品になっています。

ほかでも説明していますが、桃井タロウに従う事は潜在意識に従う事、ひとつ気になる事を守る事でひとつ気になる事が成就する設定にしています。

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