おかえりタロウのラストシーンは2つの意味がある
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こちらのページでは「おかえりタロウ」のラストシーンの意味について紹介しています。

おかえりタロウのラストシーン

おかえりタロウのラストシーンは歩けなくなった鬼頭はるかが帰ってきた桃井タロウの元へ車いすから立ち上がり走り寄るシーンになっています。

桃井タロウが帰ってきた事で猿原真一は俳句が読めるようになり、鬼頭はるかは歩けるようになります。

このシーンには二通りの意味がありますが、多くの方は一つの意味を理解されていると思いますが、もう一つの意味を理解されていないと思いますので、紹介させて頂きます。

一般的な意味

鬼頭はるかが車いすから立ち上がり、桃井タロウの元へ走りよするシーンですが、一般の方は鬼頭はるかが歩けるという桃井タロウのい事を信じて歩いてここまで来いという意味合いで受け取られていると思います。

もちろん、桃井タロウの事を信じて歩くことができるようになる鬼頭はるかの感動的なシーンとして見て頂くことが当然だと考えています。

もう一つの意味

このシーンをさらに深く理解できるとドンブラザーズの伝えたい真の意味を理解できると思います。

それは潜在意識である桃井タロウを信じて歩き出せと言う意味です。

この意味は、このシーンの事だけではなく、人間の生き方を表現しており、潜在意識を信じて歩き出せと言う意味です。

これは桃井タロウに忠誠を誓えと言う意味と同じですが、今回の場合には桃井タロウを信じて歩き出せ言う意味です。

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つまり、自分の気持ちではやりたい事やチャレンジしたいこと、ひとつ気(ヒトツ鬼)になる事があってもなかなか一歩前に踏み出す勇気がない時に、頭(脳人)で考えて悩んだり躊躇したりせず、潜在意識(桃井タロウ)を信じて歩き出せという事です。

人間は気持ちではやりたい事、チャレンジしたい事などひとつ気(ヒトツ鬼)になる事があっても、どうしても頭(脳人)で考えて悩んだり躊躇したりしてしまいます。

そんな頭で物事を考えず、潜在意識(感情)を信じて歩き出せという事です。

それが「Don’t think! Feel」「考えるな!感じろ」です。

教習所の教官のセリフ「前にGO!前にGO!」です。

そしてドンモモタロウの「この世は楽園!悩みなんざ吹っ飛ばせ!」です。

万が一、頭(脳人)で考えてひとつ気(ヒトツ鬼)になる事を止めてしまえば(ヒトツ鬼を倒す)介人(神様)がこれは良くないな・・・とつぶやくでしょう・・・。

以上のように、ドンブラザーズはとても奥が深い作品となっています。

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