
こちらのページではアノーニについての考察をしています。
脳人に加勢するもの
2022年9月25日の放送で、桃井タロウがアノーニについての説明をしています。
「アノーニは一般人に紛れて脳人に加勢するもの」と言っています。
一般の方なら、そうなんだ・・・で納得するかもしれませんが、実はもっと深い意味があるので、解説をしてみたいと思います。
アノーニは足を引っ張る存在
私は、脳人は顕在意識と説明していますが、脳人は人の欲望を消し去る存在です。
その存在に加勢するアノーニは、「他人の足を引っ張る存在」を敵として表現していると考えています。
例として、自分は〇〇になるんだ!!自分は〇〇になりたい!!という夢や希望に対して、「君にできるわけないよ」「そんなの無理だよ」「諦めた方が良いよ」という他人の夢や希望の足を引っ張る存在がいます。
この存在こそがアノーニです。
人が夢や希望に向かっていこうとする意志を、第三者が勝手にその人の目線から「そんなの無理だよ」「そんなこと無駄だよ」と他人の夢や希望を打ち消そうとする人いませんか?
それこそがドンブラザーズのアノーニです。
桃谷ジロウの友達もアノーニかも?
桃谷ジロウの田舎の仲間もアノーニのような存在です。
桃谷ジロウがヒーローになると言っているのに、ヒーローになれるわけないだろ・・・と内心思っていました。
このように、アノーニというのは、人間の中で他人の夢や希望の足を引っ張る存在、それこそがアノーニなんです。
まとめ
戦隊物の多くは子供たちへのメッセージが含まれた作品ですが、ドンブラザーズは本当にこの世の中の成り立ち「嘘」や「人間の思考」「縁」「潜在意識」「顕在意識」「愛」「笑う」などを設定に盛り込んだ素晴らしい作品だと思います。
一般的な視点では笑えるけどイマイチよく分からない作品かもしれませんが、戦隊物でここまで深い設定がされている作品というのは、正直驚かされる作品です。
今までの戦隊だったら正義と悪という分かりやすい構図でしたが、ドンブラザーズは人間の顕在意識(脳人)と潜在意識(ドンモモタロウ)が交差し、獣人という魔が入り込む入り乱れた人間の感情、思考を設定に取り込んだ深い作品となっています。
私的にはこの作品以上の戦隊はもう出てこないであろうと考えています。
stand fm
アノーニについてstand fmにてお話をさせて頂きました。