管理人が描いたドンブラザーズのAmazonレビュー掲載
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こちらのページでは管理人がAmazonプライムで視聴で来た頃に書いたドンブラザーズのレビューにプラスアルファでレビューを掲載しています。

Amazonのレビュー+α

ドンブラザーズは一般の方には理解しにくい設定ですが、設定を理解できればすごく奥が深い作品になっています。

是非ともその奥深さを知ってほしいと思います。

ドンモモタロウと脳人の関係

まず、桃井タロウは人間の潜在意識を主役として設定をしています。

また、頭で考える人間の思考(顕在意識)の部分を脳人として設定をしています。

そのため、自分の潜在意識である桃井タロウに忠誠を誓い、頭で考える部分の脳人で自分の欲望をかき消してはいけないという表現をしています。

桃井タロウが嘘をつけない理由は潜在意識のため、自分に忠実でこの世を喜び、楽しむことを表現しています。

それから人間は潜在意識に生かされている存在のため、桃井タロウには勝てません。脳人は顕在意識のため、考えることは得意ですが、愛や笑う事、インスピレーション(絵を描く)はできません。

人間は頭で考えて人を好きになりませんし、頭で考えてから笑ったりしませんよね。

人を好きになる事、笑う事は自然と中から溢れてくるものです。

追記

人間は潜在意識と顕在意識の二つの意識を持ち合わせています。

潜在意識は食べ物を消化したり、排泄物を作り出したり、体内の不要な物質を外に出したり喜怒哀楽の感情も潜在意識が関係しています。

だからこそ潜在意識は人間の9割以上支配されているといわれています。

逆に、顕在意識は人間が自分自身だと思っている意識です。

頭で考えたり、悩んだりする部分が顕在意識であり人間の意識の1割にも満たない意識が顕在意識です。

このように、人間には二つの意識がある事、そして人間は潜在意識に操られているからこそ、潜在意識に忠誠を誓えとドンブラザーズでは表現しています。

潜在意識からのメッセージを顕在意識で辞めてしまう、諦めてはいけないというメッセージを表現しています。

ドンムラサメや桃谷ジロウが二つの意識である事で人間も二つの意識で成り立っていることに気づいてもらう設定をしていると考えています。

ヒトツ鬼について

ヒトツ鬼はそのままの言葉では理解できません。

欲望の強い人間はヒトツ鬼になる⇒ヒトツ鬼になる⇒ひとつ鬼になる⇒ひとつ気になる。

「ひとつ気になる」に変換することで理解ができます。

「ひとつ気になる」というのは、普段の生活で何か気になることができたり、なんとなく気が進まなかったり、なんとなく興味が引かれるものだったり「ひとつ気になる」現象が多々あると思います。

「ひとつ気になる」ことは潜在意識から発せられる人間の直感、ひらめき、インスピレーションです。

欲望も頭で考えるのではなく、自然と溢れ出てくる人間の直感、ひらめき、インスピレーションです。

つまり、ドンブラザーズでは人間の直感、ひらめき、インスピレーションであるヒトツ鬼を頭で考えて(脳人)消し去ってしまうのか?もしくは受け入れる(桃井タロウに従う)のか?という設定をしています。

その証明として、神様である介人がドン3話「あかりどろぼう」でヒトツ鬼が脳人に消されてしまった事を「これは良くないな・・」と言っています。

よくミュージシャンの方が、音楽が降りてくるというのは神様からの贈り物のように語られますが、その贈り物である直感、ひらめき、インスピレーションを大切にすることをドンブラザーズでは作品として表現をしています。

追記

ひとつ気になる事は潜在意識から送られてくる感情です。

潜在意識は桃井タロウと同義。

つまり、潜在意識である桃井タロウがひとつ気になる事を運んできます。

だからこそ、桃井タロウがヒトツ鬼になるきっかけを与えている話もある訳です。

また、ひとつ気になる事を運んでくるからこそ、桃井タロウが配達人の仕事をしている設定になっています。

五色田介人&マスター 追記

五色田介人、マスターはドンブラザーズを作り出した神様です。

ゼンカイジャーの最終カイで登場した五色田介人そっくりの白いダウンベストを着た神様がドンブラザーズの世界でマスターとして活動をしていると考えています。

神様だからこそ、ひとつ気(ヒトツ鬼)になる事をかき消したり封印してしまう事(脳人に消される)を「これはよくないな・・・・」(ドン3話)と快く思っていません。

また、喫茶どんぶらに無い物は無い、オペ室、ピアノ演奏室がある理由は創造主の力。

そしてポイントの管理人は人間の徳を管理しています。

徳を積むことをドンブラザーズではポイントを貯めるという表現をして、神様であるマスターが管理をしています。

さらに桃井タロウとソノイの決闘など千里眼の能力や良くない事が起こる前に気づく予知能力など神様だからこその能力が描かれています。

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映画ドンブラザーズVSゼンカイジャーでは五色田介人と神様のシーンで五色田介人が表情で理解するシーンはセリフで神様と言わずとも、五色田介人はマスターが神様だと理解したシーンです。

アノーニについて

アノーニは桃井タロウが「アノーニは一般人に紛れて脳人に加勢するもの」と説明していますが、もっと深い意味があります。

それは脳人を加勢する存在という事は、人の欲望をかき消す手伝いをする存在。

具体的に説明すると、人の夢や希望を脳人と共にかき消そうとする存在。

つまり、人の夢や希望を第三者が「そんなの無理だよ」「そんなことやめとけよ」「お前には無理だよ」という夢や希望を持つ人に対して周りが足を引っ張る存在をアノーニとして設定しています。

また、桃谷ジロウの幼馴染も、昔はジロウがヒーローになれるわけないよ・・・と思っていた状況、言葉に出さなくても、そんなの無理だろ・・・と考えている状況がアノーニというわけです。

追記

人間はひとつ気になる事にチャレンジしようと思っても、なかなか一歩踏み出せずに躊躇していると、第三者がひとつ気になる事へのチャレンジを諦めるように足を引っ張ってきます。

人間が頭で考えている脳人の時に第三者であるアノーニが表れて一緒にひとつ気になる事を諦めさせる質の悪い存在です。

獣人について

獣人は大日月地神示という神示に登場する存在です。

詳しくは大日月地神示・後巻き五十五を読んでいただく、もしくは調べて頂くと分かりますが、桃谷ジロウのように人を従えたくなったり、狭山のように異常な食欲や獣肉を食べることで獣人(けものびと)になると書かれています。

ドンブラザーズでは獣人が最終的な敵な気がしますが、現時点では何とも判断できません・・・。

私は悪の桃谷ジロウが獣人だと思っています・・・。

追記

レビュー当時は桃谷ジロウが獣人だと完全に考えていましたが、最後は寺崎さんが獣人だという事になりました。

しかし、監督も桃谷ジロウ役の石川雷蔵君も桃谷ジロウが獣人だと考えて撮影を進めていたことがドンブラザーズ公式完全読本やラジレンジャー出演時に語られています。

ですので、桃谷ジロウが獣人だと考えていたことは間違っていなかったと思っています。

縁について

ドンブラザーズではドン1話から桃井タロウが「縁」の台詞が出ていましたが、お供も脳人も敵味方だけではなく縁で繋がり、ソノニは犬塚翼に興味を持つことで愛を知り、ソノザと鬼頭はるかは漫画で笑う事と楽しませる作品作りという相互関係を築いています。

ドンブラザーズは敵、味方という今までの構図ではなく、良くも悪くも縁で結ばれていることを表現している戦隊です。

伏線が豊富

ドンブラザーズはよく視ているとあちこちに伏線が貼られています。

よく視ている方は伏線回収も楽しみの一つです。

例えば、イヌブラザーの状態でも獣人の狭山は犬塚翼だと分かっている部分と、桃谷ジロウがイヌブラザーが犬塚翼だと臭いで分かっている部分など、よく視ているといろいろな部分に伏線が貼られている作品です。

小ネタ

ドンブラザーズは小ネタが豊富に存在します。

例えば、シロクマ急便の電話番号は「0213-10-0803」つまり「おじいさんとおばあさん」です。

桃太郎の話と言えば「おじいさんとおばあさん」は欠かせない存在です。

また、猿原真一の誕生日は3月6日で「サル」そして木落中学校卒業で「きらくちゅうがく」という猿原真一らしい気楽な学校卒業ですし、住所は王苦市花名で「おにがしバナナ」なのでサルにちなんだバナナという住所です。

もちろん王苦市は鬼ヶ島にちなんでいます。

このような小ネタが多くの話に盛り込まれています。

伏線や小ネタを見つけてほしいからこそ、Amazonプライムで視聴ができるのかも?しれません。

いろいろとハチャメチャ

あとは誰が見ても内容は、あらゆることがハチャメチャで笑えます。

これはドンモモタロウの「笑え笑え!!」というメッセージを中心に制作をされているからだと考えています。

スピリチュアル的に考えると「笑う門には福来る」とにかくあらゆるシーンで笑いを詰め込んでいます。

シリアスシーンも最高

ドンブラザーズは笑いも最高ですが、シリアスなシーンも最高です。

鬼頭はるかが再び歩けるようになるシーンやドンモモタロウとソノイのシーンなど、シリアスシーンはキッチリ決めてきます。

笑いだけではなく、シリアスシーンも視聴者の感情を揺さぶる作品になっています。

まとめ

とにかくドンブラザーズは人間の思考、行動、スピリチュアル要素をそれぞれの人物や演出に設定しており、すごく奥が深い作品という事に驚きました。

また、笑い要素、シリアス要素、オマージュ、小ネタなどが豊富に詰め込まれた最高な戦隊だと思っています。

放送も後半に入ってきましたが、ここまでのドンブラザーズを見ていると、きっと最後まで楽しませてくれる作品であり、放送終了後はドンブラザーズロスになりそうです・・・。

ドンブラザーズに出会えたことに感謝します!

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